医療脱毛を短期間で完了する方法は?早いとどれくらいで脱毛が終わるのか解説

夏は肌を見せることが増える季節です。そのため、脱毛を意識する女性が増え、医療脱毛を始めようと情報収集をはじめる方も多いでしょう。

しかし、実際には1度の施術ですぐにムダ毛が生えてこなくなるわけではないため、早めに脱毛を始めなければなりません。今回は、医療脱毛にかかる期間と短期間で完了する方法について解説します。

医療脱毛とは?

医療脱毛とは、国内薬事承認機である医療脱毛器を使用する脱毛です。医療機関(医療脱毛専門のクリニック、美容皮膚科クリニックなど)では、医師や看護師などの医療従事者しか施術できません。

医療脱毛用の国内薬事承認されている脱毛器はレーザーの照射量が高く、毛乳頭、バルジ領域といわれる毛根組織を破壊できます。医療脱毛で永久脱毛できるといわれるのは、この働きからです。

美容脱毛(サロン脱毛)は毛根にダメージを与えるものの、組織を破壊することはできないため永久脱毛ではなくあくまで抑毛・減毛にとどまります。

また、美容脱毛は照射力の弱い光脱毛であり、医療脱毛と比べると施術回数が多く、期間も長くなる場合が多いでしょう。ただし、医療脱毛の方が比較的短期間で高い効果を得られますが、コストがかかる、痛みを感じやすいなどのデメリットがあります。

全身脱毛を完了するまでにどのくらい期間が必要?

医療脱毛を完了するまでにかかる期間は、全身脱毛、ワキ、VIOなどの部位に加え、毛質などによっても変わります。また、医療脱毛による全身脱毛の完了、つまり永久脱毛の完了は、毛がまったく生えてこなくなるわけではありません。

ほぼ生えてこなくなる、毛量が少なくなる、毛質が細くなることで、大幅に自己処理が楽になったと実感できることが基準です。まずは全身脱毛と主要な部位の脱毛が完了するまでにかかる時間を確認していきます。

全身脱毛にかかる期間

医療脱毛で全身脱毛を完了するには、最短でも1年間はかかります。平均して1〜1年半、長いと2年ほどかかることもあります。

ワキ、VIOなど毛のしっかりしているところはムダ毛が生えてくるものの、腕や足など毛の細いところは気にならない方が多いでしょう。そのため、全身脱毛では部位によって脱毛の効果を実感しやすい、または実感しにくい場合があります。

また、部位によってムダ毛がしっかりしていたり、もともとの生え方が違ったりするため、すべての部位の脱毛を同時に完了できるとはいえません。

なお、全身脱毛で脱毛できる範囲はクリニックによって違います。VIO、または顔の産毛を除くような場合もあることはあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

ワキの脱毛にかかる期間

医療脱毛をはじめるとき、多くの女性が選択する部位がワキです。ワキは、腕や足のムダ毛と比較すると毛根のしっかりとした太くて硬い毛が生えてくる特徴があります。

薄着の季節には見た目だけでなく汗のにおいも気になりやすい部位です。

医療脱毛でワキの脱毛を完了するには、最低でも1年半はかかります。施術の回数にすると5回程度です。

しかし、毛の太さや硬さにも個人差があるため、脱毛効果を実感できるまでに施術を8回以上受けることも珍しくありません。以上のことから、医療脱毛のワキ脱毛にかかる期間は、平均すると1年半〜2年程、施術の回数は5〜7回程だといえるでしょう。

VIOの脱毛にかかる期間

ワキと同様、VIOも毛根がしっかりとしており、毛が太くて硬い部位です。

医療脱毛でVIOの脱毛を完了するには、短くても1〜1年半、5回以上、長ければ2〜3年、10回以上施術を受けることになります。

VIOの毛質も個人差があるため、施術を5回を受けたからといって自己処理が楽になったと実感できるとは限りません。VIOの場合は、とくにIとOの脱毛の効果を実感できず、Vは完了しながらもIとOだけ脱毛を続けることもあります。

産毛の脱毛にかかる期間

産毛(顔や背中など)は細くて柔かく色素が薄いため、レーザーを照射しても反応しにくいことから、ワキやVIOと比較すると効果を得られないといわれることもあります。

しかし、毛が生えて抜ける「毛周期」に合わせ、何度も施術をすれば産毛も気にならないレベルまで脱毛することは可能です。

毛周期は約1~2ヶ月、反応のしにくさから考えると産毛の自己処理がほとんど必要なくなるまでは、最低でも1〜1年半かけて5回ほど施術をしなければいけません。平均すると期間は1年半〜2年程、施術回数は5〜8回程度で、脱毛を終えることができると考えられるでしょう。

医療脱毛を早く完了できないのはどうして?

医療脱毛で同じ部位を脱毛し続けても、脱毛が完了するまでにかかる期間には個人差があります。医療脱毛を早く完了できないのはどうしてなのか、その理由を説明します。   

定期的に施術を受けていないい

医療脱毛でも美容脱毛でも、定期的に施術を受けなければ得られるはずの効果を得られません。部位にもよりますが成長期の毛を2〜3ヶ月の間隔でレーザー照射すると、回数を重ねるごとにムダ毛は少なくなっていきます。

そのため数週間という短い間隔で施術を受けたり、3ヶ月以上の間隔をあけて施術を受けたりしていると、脱毛の完了までに時間がかかることになります。

毛質によって効果を実感しにくい

髪の毛に直毛、ねこっ毛、くせ毛などがあるように、ムダ毛にも個人差があります。太くて濃い毛が生えている方もいれば、細くて柔らかい毛が生えている方もいます。

ワキやVIOのような、もともとしっかりとした毛の生えやすい部位であれば、大きく効果を実感できるでしょう。それは、レーザーがメラニン、つまり黒い組織に反応する仕組みになっているからです。

ただし、VIOやワキは個人差はあれど毛量が多い傾向にあるため、施術回数が増えてしまい脱毛完了まで時間がかかります。

肌の状態によって効果を実感しにくい

脱毛部位をスキンケアしているかいないかによって、脱毛の効果は大きく変わります。医療脱毛クリニックでも美容脱毛サロンでも、スキンケアを推奨しているのには理由があるのです。

とくに、レーザー脱毛をするうえで肌の乾燥は皮膚トラブルの原因になります。保湿され潤っている肌にレーザーを照射するのと、乾燥してかさついている肌にレーザーを照射するのとでは、肌への負担が大きく異なります。

乾燥してかさついている肌は、レーザー、つまり熱に対して非常に弱いためひりつくこともあるでしょう。さらに施術後は肌も乾燥しやすくバリア機能も低下してしまうため、少しの刺激でも赤くなったりかゆくなったりするなどの肌トラブルが発生しやすくなります。

脱毛機が合っていない 

医療脱毛の脱毛器にも種類があります。レーザーの種類はダイオード、アレキサンドライト、ヤグ、さらに熱破壊式、蓄熱式の照射方法を組み合わせます。

そのため、このレーザーの種類とこの照射方式の組み合わせは効果を実感できるのに、このレーザーの種類と照射方式では効果を実感できないということも個々人で起こり得ます。

医療脱毛を早く完了させる方法

医療脱毛を早く完了させるためにできることがあります。脱毛は個人差のあるものですが気を付けるべきポイントをおさえ、意識して生活していればそれだけはやく脱毛を完了することができるでしょう。

医療脱毛クリニックで脱毛するときにはぜひ実践してみてください。

2~3ヶ月おきに施術を受ける

医療脱毛の効果をよりはやく実感するためには、毛周期に合わせて2〜3ヶ月おきに施術を受けるといいでしょう。毛周期とは、毛が生えて抜けていくサイクルのことです。

ムダ毛よりも髪の毛のほうがわかりやすいかもしれません。何もしていないのに抜け落ちる毛も、毛周期に合わせて自然と抜け落ちたものなのです。

毛周期のサイクルは成長期、退行期、休止期に分かれます。成長期には、皮膚の表面から毛が伸びていて目視することができます。

その次の退行期になると、毛の成長が止まり抜け落ちます。そして休止期になると成長期をむかえるまで、毛が伸びることはありません。そしてまた成長期になり毛が伸びます。

毛周期に合わせて2〜3ヶ月おきに施術を受ければ、前回の施術時に休止期だったムダ毛も成長期に伸びているためレーザーを照射することができます。

自己処理で毛を抜かない

自己処理でムダ毛を抜けば、見た目は綺麗になります。しかし次にムダ毛が生えてくるまで時間はかかりますが、毛穴の炎症や埋没毛の原因にもなってしまいかねません。

また、医療脱毛はレーザーで毛根にダメージを与えるものなので、ムダ毛を抜いてしまえばその毛根はない状態です。つまり毛根の組織を破壊できず、結果的に脱毛の効果を得られず、完了までに時間がかかってしまいます。

肌の保湿と美白をする

肌の保湿や美白をすることで肌をやわらかくすることができます。乾燥した肌が硬くなり、いわゆる「ごわつく」状態になった経験もあるのではないでしょうか。

肌をやわらかくすれば、レーザーを照射してダメージを受けた毛根も抜けやすく、結果的に脱毛の効果を実感しやすくなるのです。普段から保湿と美白をして、数日おきにスクラブを取り入れるのもいいでしょう。

スクラブで肌をやわらかくすれば、ワキのような太くて硬いムダ毛も抜けやすくなります。

脱毛器の種類を選ぶ 

医療脱毛クリニックでは、複数の脱毛器を導入しているところもあります。最初の施術であまり効果を実感できなかったり、痛みが強くて耐えられなかったりするときは相談するといいでしょう。

医師や看護師から脱毛器の変更を提案されることもあります。もちろん、自ら脱毛器の変更を相談することも問題ありません。

医療脱毛を短期間で完了させたいときの注意点

医療脱毛を完了するまでにかかる期間は、脱毛する部位はもちろんのこと、毛質や肌質でも大きく変わります。それでも、医療脱毛を短期間で完了させたいときの注意点を意識すれば、脱毛の効果を高め、可能な限りはやく脱毛を完了できます。

2ヶ月以上の間隔を空けずに施術を受ける

医療脱毛は成長期のムダ毛にレーザーを照射し、毛根にダメージを与える脱毛法です。早く脱毛を完了したいからと2ヶ月以上の間隔を空けずに施術を受けても、成長期のムダ毛が伸びてきていなければ、皮膚に負担をかけるだけでムダ毛にダメージを与えることはできません。

逆に、3ヶ月も4ヶ月も間隔をあけてしまうと、それだけ脱毛の期間が伸びてしまいます。大切なのは2〜3ヶ月の間隔をあけて脱毛の施術を受けることです。

そのためにも、定期的に通えるクリニックを選ぶことが大切です。自宅の最寄り駅、乗り換えで利用している駅、会社の近くの駅など、通いやすいクリニックを選ぶようにしましょう。

複数のサロンで同じ部位の施術を受ける

複数の医療脱毛クリニック、または美容脱毛サロンを「掛け持ち」して別々の部位を脱毛するのであれば、組み合わせによってはコストダウンできます。しかし、同じ部位を脱毛するのであれば、2倍のコストがかかるだけでなく、脱毛の完了も遅れてしまうでしょう。

脱毛は医療脱毛でも美容脱毛でも、毛周期に合わせて2ヶ月以上の間隔をあけてレーザーを照射しないと意味がありません。それは、医療脱毛クリニックと医療脱毛クリニック、または医療脱毛クリニックと美容脱毛サロンを掛け持ちしても同様です。

また、それぞれのクリニック、またはサロンでどのくらいの間隔をおいて、どこの部位を脱毛したのか自分で管理しなければいけない手間が出てきます。そうすると、複数のクリニック、またはサロンで同じ部位の施術を受けるメリットはないといえるでしょう。

まとめ

医療脱毛をできるだけはやく完了するためには、毛周期に合わせて適切な頻度で施術を受けることに加え、丁寧にスキンケアすることが大切です。自己処理でも肌が荒れてしまうため、ムダ毛が気になるかもしれませんが肌への負担が少ない電動カミソリを使用するなど、工夫することをおすすめします。

医療脱毛をはやく完了できれば、自己処理の負担からも肌荒れからも解放され、思い切り肌を見せることができるようになるでしょう。

 

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