トレンドを意識したファッションを着こなしても、膝下にムダ毛が多いと見た目に美しくありません。普段は意識することがない膝下ですが、脚を見せるファッションの場合は注目されやすい部分のため、ムダ毛処理が必要です。

そこでおすすめしたいのはレーザー脱毛ですが、膝下までする必要があるのかと考える方もいるでしょう。本記事では膝下レーザー脱毛は必要なのか、効果を実感できる回数や料金などについて解説します。

医療脱毛とは？

医療脱毛とは、医療従事者の在籍する美容クリニックや皮膚科で行われる脱毛行為です。従来は肌トラブルの治療に用いていたレーザーを、一人一人に合わせた出力でレーザーを照射し、毛根組織を破壊しています。

発毛組織にレーザーを照射し、半永久的な脱毛効果が得られるのが特徴的です。アメリカの電気脱毛協会（AEA）では、「最終脱毛から1ヶ月後の再生率が20％以下である脱毛」を永久脱毛と定義します。

レーザー脱毛はこの定義に近い効果を持続できることから、永久脱毛が可能な脱毛方法として認められました。医療機関での行為ですので安全性が高く、万が一のトラブルにも素早くケアしてもらえるため安心感もあります。                    

医療脱毛での膝下の脱毛とは？

膝下脱毛は、膝のお皿から足首の骨までが脱毛範囲となっています。一般的なタイトスカートからのぞく部位だと考えていただくと、わかりやすいのではないでしょうか。

仕事中はストッキングでごまかすこともできますが、露出が多くなる季節は気になる部位のため脱毛は必須です。プライベートでしか膝下を出さない方は、簡単に自己処理で済ませられますが、肌が乾燥するなどトラブルを起こしやすくなります。

ムダ毛は毛周期によって、成長期・退行期・休止期を繰り返します。自己処理してもすぐに生えてくるのは、毛が抜けたり生えたりを繰り返しているからです。

このサイクルから抜け出し、ムダ毛を処理できるのが医療脱毛の魅力です。医療脱毛をすればムダ毛のないきれいな状態が長続きするので、自信を持てるようになるでしょう。

膝下（すね毛）はレーザー脱毛するべき？

自己処理の方法はいくつかあり、市販の脱毛グッズを使えばリーズナブルにムダ毛の処理が可能です。脱毛を怠ると生えるたびに処理が必要になるので、時間とお金を無駄に費やしてしまいます。

毛がまばらに生えている方は毛抜きを使って処理できますが、人によっては痛みを感じたり毛穴が目立つようになったります。カミソリは肌を傷つけやすく、処理してもすぐに毛が伸びてきてしまうため、困っている女性も多いでしょう。

自己処理を負担に感じている・肌トラブルの原因になっているようであれば、膝下だけの脱毛を検討してみてください。

毛穴の黒いブツブツが目立つ　

カミソリやシェーバーなどで膝下を脱毛すると、毛穴が黒くブツブツして見えます。自己処理では表面上のムダ毛しか処理できないため、処理した後の毛穴が黒く見えてしまいます。

膝下が毛深い・色素が濃い方は、自己処理をしても黒くブツブツしてしまい、見た目がスッキリしません。さらに自己処理を繰り返した結果、埋没毛になっている可能性もあります。

このような状態を防ぐためにも、レーザー脱毛がおすすめです。

肌が赤くなってピリピリしている

自己処理をするには、クリームなどを使い保湿してから行いますが、カミソリやシェーバーは肌への負担が強いです。繰り返し処理すると、肌の保湿力が弱くなり、乾燥が進んで肌荒れが起きやすくなります。

このような状態になると毛穴に雑菌が入ってしまい、炎症も起こしやすくなります。そうなると保湿するだけでは改善しないので注意が必要です。

肌のくすみ・黒ずみが気になる　

黒ずみの原因は肌が刺激を受けることでメラニンが活発になり、起こりやすいと考えられています。本来は肌を守るためのメラニンですが、自己処理を繰り返し膝下に刺激が与えられ続けると過剰分泌が起こります。

とくに膝周りは日常的によく使う部位なので、目立ちやすい場所です。黒ずみは、肌のターンオーバーによって排出されていきますが、サイクルが乱れると肌の生まれ変わりができず、くすみや黒ずみとして残ります。

レーザー脱毛を行うと、自己処理回数が減少しますのでくすみや黒ずみも解決します。                      

スカートを履くことが多い

プライベートでもパンツよりスカートを好んで履く女性は、レーザー脱毛をおすすめします。パンツスタイルの場合は膝下が隠れるため、電車やカフェで座っても見えにくいでしょう。

しかしスカートを履くと、座った際に膝下の毛が見えてしまいます。そのため、日常的に好んでスカートを履く方は膝下脱毛がおすすめです。

膝下のムダ毛が濃くて頻繁に処理しなければいけない

女性はホルモンバランスの関係から、男性よりも体毛が薄く目立ちにくいです。ところが、男性ホルモンが活発になると体毛が濃く、自己処理をしたにも関わらず翌日にはうっすらとムダ毛が伸びてくる方もいます。

このような女性も医療脱毛すれば、膝下のムダ毛に悩むことなく毎日を過せるでしょう。

膝下のレーザー脱毛の効果を実感するのは5回以上

ムダ毛は生えかたや毛質に個人差があるので「脱毛効果を感じた回数」にはバラつきがあります。レーザー脱毛は、毛母細胞内で分裂が起こる成長期にあるムダ毛に効果を発揮します。

メラニンが深く密着している細胞を破壊し、生えにくい状態にするのがレーザー脱毛の仕組みです。全体の約20％程度が成長期ですから、ヘアサイクルから考えると最低でも施術は5回受けると効果を実感できるでしょう。

レーザー脱毛は最低でも1〜3ヶ月間隔で進めますので、短期間で満足な効果を得るのは難しくなります。5回以上脱毛を行えば、自己処理回数が減少するため、肌トラブルの心配もなくなるでしょう。

自己処理はしたくない、永久脱毛したい場合には10回以上の施術をおすすめします。

膝下のレーザー脱毛の所要時間は30分程度

レーザー脱毛は、クリニックによって利用している機械が異なります。機械が異なれば照射範囲や所要時間、そして肌質や毛量によって効果の実感が変わってきます。

膝下に多く毛が生えていたり、皮膚が薄く痛みを感じやすい方は出力を弱くして照射するため、他の方より時間をかけて施術されるでしょう。一般的には両脚で30分ほどの施術ですが、初回はカウンセリング後に脱毛を行うため、1時間前後かかると考えておいてください。

膝下のレーザー脱毛は痛い？

痛みの感じ方は人それぞれなうえ、痛く感じてしまう場所も異なるため、どのように痛いのかを説明することは難しいでしょう。脱毛の痛みは感覚的なものが多く、人によってはワキやVIOよりは痛くなかったと答える方もいます。

膝下は毛質や毛量・筋肉や脂肪の付き方によっても、レーザーで感じる痛みに違いがあります。また皮膚が薄く骨が近い部分なので、レーザーの熱や反動で痛みを強く感じる方が多いです。

不安な方は医師に相談することで出力を下げてもらったり、麻酔を利用して痛みを和らげたりできます。

膝下のレーザー脱毛の料金はどのくらい？

最近は全身脱毛をはじめる女性も多く、膝下だけを脱毛したい方は「どちらがお得になるのか」を気にしているのではないでしょうか。

こちらでは膝下のみ、全身脱毛料金を比較してみました。

膝下のみのプランでは3～6万円程

医療脱毛では、細かいパーツごとに脱毛できるプランが用意されています。1回のみの脱毛はもちろんですが、多くのクリニックでは5回をメインにしており、料金は約3〜6万円程度です。　

レーザー脱毛は医療行為のため、保険対象外の自由診療となります。クリニックによってはメインとしている診療内容が異なり、脱毛に使うレーザーの種類も様々です。

また、機械台数や脱毛技術を持った医療従事者の人数、宣伝広告などが多いか少ないかでも料金に違いが生じます。膝下が毛深く気になるのであれば、部分的な脱毛でおしゃれを楽しむのもよいでしょう。

全身プランでは20～30万円程

医療脱毛では、パーツごとの脱毛はもちろんですが、全身脱毛にも対応しています。多くのクリニックでは、VIOと顔脱毛を除いた全身脱毛がメインとなり、VIOと顔脱毛をセットに組むことも可能です。

膝下は全身脱毛の対象パーツなので、膝下以外の処置を検討しているのであれば、まとめて脱毛してはいかがでしょうか。高額な印象を持っている方が多いと思いますが、回数をこなさなければ効果を感じられないサロンと比較すると総額は安くなります。

脱毛回数が少ないので通う期間も短く、生活リズムを崩しません。厚生労働省認可の脱毛機が使われているので、信頼性の高い半永久的な脱毛効果を得られます。

膝下のレーザー脱毛の効果を高めるには？

膝下をレーザー脱毛すれば、カミソリ負けや赤みなどに悩むことなくムダ毛を除去することができます。複数回の施術が必要ですが、効果を最大限に高めるにはどんなことに注意すれば良いのでしょうか。

こちらでは、脱毛効果を高める方法について解説します。

肌を保湿しておく

レーザー脱毛効果を高めるのは、肌のコンディションを整えておくことがもっとも重要なことです。乾燥してしまうと、肌のターンオーバーが乱れますので角質層に汚れなどが詰まってしまいます。

このような状態の肌では、レーザーの光が発毛細胞に届かなくなり、毛が抜けにくくなります。効果を発揮させるだけでなく、施術によって肌の水分が失われやすくなりますので、こまめな保湿を心がけてください。

自己処理で毛を抜かない

レーザー脱毛は、メラニンを通じて毛を生産する組織にダメージを与えます。毛抜きは、毛根ごと抜いてしまうのでレーザーの効果が発揮できなくなります。

しかしムダ毛の処理をせずにレーザーを当てると、熱が分散され組織を破壊することができません。施術前には、毛抜きやカミソリではなく電気シェーバーで処理しましょう。

手で触った感じが少しざらつくのが目安で、脱毛施術予定3日くらい前の処理がおすすめです。毛抜きを使った自己処理は、なるべく控えましょう。

膝下のレーザー脱毛の注意点は？

膝下は露出が多い部位ですので、早めの脱毛がおすすめです。脱毛をはじめるには、どのような点に注意をすればいいのでしょうか。

こちらでは、膝下脱毛をする際の注意点を解説します。

膝下を日焼けすると施術できないことがある　

紫外線は肌に悪影響を及ぼすことがわかっており、日常的なUVケアはとても大切であると考えられています。太陽の光によって火傷をした状態を日焼けと言い、レーザー脱毛すると肌の水分はさらに奪われるでしょう。

日焼けした状態で無理に脱毛すると赤くなったり、水ぶくれが起きる・色素沈着を起こしたり、毛嚢炎になるケースもあります。本来の目的は美しくなるための脱毛であり、肌トラブルを悪化させてしまうのはよくありません。

肌の状態によりますが、医師が脱毛はできないと診察した時には、治ってから施術します。脱毛を決めたらUVケアをしっかり行い、日傘やUVアームカバーを使用して紫外線にあてないようにしてください。

日頃から忘れずに、しっかり保湿ケアをしておきましょう。

膝下は照射漏れが起きやすい　

適切な照射が行われず、一部分だけ毛が残ってしまっている状態のことを、照射漏れと呼びます。照射されていない部分には、レーザーによる熱が伝わっていませんので、凹凸のある所にムラができてしまったり、毛が残りやすいです。

脛は特に骨が近いので平面部分が少なく、照射されているか目視で判断するのが難しくなります。凹凸が激しいため膝下では、照射ヘッドが密着しにくいため、レーザーの熱エネルギーを十分伝えられない可能性もあるでしょう。

また、脱毛途中で痛みに反応してしまい動いたりすると、照射部位がずれ、照射漏れの原因にもなります。照射漏れがあった場合には、自己処理せずに早めにクリニックに連絡をして再診してください。

まとめ

膝下は範囲が広く、自己処理ではきれいになりにくい部位でもあります。レーザー脱毛すれば、剃り残しを心配せずにスカートやキュロットなど、フェミニンスタイルを楽しめるでしょう。

自己処理で肌を傷めてしまうと目立ちますし、肌がデリケートな方は赤みやブツブツに悩むことになります。クリニックで膝下脱毛すれば、艶やさのある美しい脚を手に入れられますので、好きなファッションでおしゃれを楽しんでください。