医療レーザー脱毛の効果が出るのはいつから?回数・期間の目安を紹介

高い効果が期待できるとして人気の医療レーザー脱毛は、メラニン色素だけに反応するレーザーを照射し、毛根部分から組織を破壊していく方法です。

少ない施術回数で自分が望む状態まで到達できる医療レーザー脱毛ですが、どのような原理からその効果が発揮できるのでしょうか?

この記事では、医療レーザー脱毛の効果と特徴、影響を与える要素、脱毛機器の種類別の効果、よくあるQ&Aなどを詳しく解説します。

医療レーザー脱毛の効果の特徴

医療レーザー脱毛は、半永久的に処理した毛が生えてこなくなることに加えて、美肌効果も期待できる施術です。

まずは、医療レーザー脱毛の効果の特徴について紹介します。

永久脱毛効果がある

医療レーザー脱毛は、メラニン色素に反応するレーザーを使用して、毛乳頭や毛母細胞を破壊します。これらが破壊されると自然に毛が抜け落ち、レーザーを照射した場所からは毛が生えてこなくなります。

一方で、エステサロンで行われる脱毛は、毛乳頭や毛母細胞を破壊することはできず、ダメージを与えるだけの弱い出力となるため、再度毛が生えてきてしまうこともあります。

永久脱毛というと、永遠に毛が生えてこなくなると考える方も多いのですが、実は永久脱毛の定義は以下のようになっています。

  • AEA(米国電気脱毛協会)での定義……最終脱毛から1ヵ月後の毛の再生率が20%以下の状態
  • FDA(アメリカ食品医薬品局)での定義……3回照射後、6ヵ月経過した時点で67%以上の毛が減っている状態

永久脱毛の定義は、高い減毛効果が長期間維持できている状態を指すということを覚えておきましょう。

美肌効果がある

医療レーザー脱毛は、永久脱毛できるだけではなく、メラニン色素を破壊することでシミを改善したり、レーザーの刺激が肌のターンオーバーを促進することでコラーゲンの生成を活発化させる効果があります。

そのため、脱毛効果を感じつつ美肌効果も感じられるのが特徴です。

効果の感じ方には個人差がありますが、コラーゲンが生成されやすくなることで、ハリのある肌や透明感のある肌を目指せます。

医療レーザー脱毛の部位ごとの必要施術回数・値段の目安

以下は、医療レーザー脱毛をする部位ごとの必要回数と値段の目安です。

脱毛部位 自己処理が不要になる回数 値段の目安
全身 8回 20~30万円ほど
8回 8~12万円ほど
5回 1万5,000~2万5,000円ほど
Vライン 5回 7~10万円ほど
Iライン 8回 10~15万円ほど
Oライン 8回 12~18万円ほど
5回 9~15万円ほど
5回 4~8万円ほど
腹部 5回 3~6万円
背中 5回 6~10万円ほど
5回 4~8万円ほど
お尻 5回 3~6万円ほど

一般的には、3回前後で自己処理の回数が減ったと感じる程度まで脱毛効果を実感できます。しかし、その後自己処理が不要になるまでは数回施術を重ねる必要があります。

さらに、産毛もないツルツルな状態にしたいという場合は、上記の表で記載した数より2回ほど多く施術を受けるとよいでしょう。

クリニックごとにコースの内容は異なりますが、5回、8回、10回などコースが組まれていることが多いため、自分の理想に合わせて使い分けるようにしてください。

医療脱毛の値段について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。

医療脱毛の全身・部位の値段相場は?安く抑えるコツ&損しない選び方

医療レーザー脱毛の効果に影響を与える4つの要素

医療レーザー脱毛は、以下の4つの要素が脱毛の効果に影響を及ぼします。

  1. 毛周期
  2. 毛質(毛の濃さ・薄さ・毛根の深さ)
  3. 肌の色
  4. 医療レーザー脱毛機器の種類

ここからは、4つの要素について詳しく紹介します。

1:毛周期

毛周期は、毛が生え変わるサイクルのことです。成長期、退行期、休止期を繰り返し、それぞれに以下のような特徴があります。

  • 成長期……毛が成長して伸びている時期
  • 退行期……毛が抜け落ちる準備を始める時期
  • 休止期……完全に毛が抜け落ち、新しい毛が生えるまでの準備期間

医療レーザー脱毛が効果を発揮するのは、成長期の毛だけです。毛周期は2~6ヵ月で繰り返されるため、毛周期に合わせてレーザーを照射することで、脱毛効果を感じられます。

2:毛質(毛の濃さ・薄さ・毛根の深さ)

次に、脱毛効果に影響を及ぼす毛質について紹介します。

色の薄い・細い産毛(顔や背中)は回数が必要

色が薄い毛や細い産毛は、脱毛効果が全くないわけではありませんが、メラニン色素が少ないため脱毛しにくいという特徴があります。

また、白髪はメラニン色素を持たないため、医療レーザーのダメージを与えられないことから脱毛できません。

しかし、白髪を永久脱毛したい場合は、医療機関で行うニードル脱毛で対応可能です。

色の濃い毛(VIOや脇)は回数が必要

色の濃い毛は、メラニン色素が多いことから医療レーザーが反応しやすく、しっかり脱毛できます。しかし、Vラインなどは他の部位に比べて効果を実感するまでに回数が必要となることもあります。

毛根の深い毛は効果が出るまでに時間がかかる

太く濃い毛は、毛根が深く埋まっている可能性があります。

毛根が埋まっているとレーザーが届きにくくなり、脱毛効果が出にくくなったり、効果を実感するまでに時間がかかったりすることがあります。

3:肌の色

医療レーザー脱毛の効果には、肌の色も大きく関係があります。

日に焼けた肌は脱毛効果が現れにくい

日焼けをしている肌は、レーザーを照射した際に肌に反応してしまうケースがあり、やけどなどの原因になったり、施術時の痛みを感じやすくなったりすることがあります。

さらに、レーザーの熱が分散されてしまい毛に十分なエネルギーが届けられなくなるという理由から、脱毛効果が下がってしまう可能性があります。

色素沈着がある部位は効果が出ないことがある

色素沈着とは、メラニンが増加して皮膚の色が濃くなっている状態を指します。

脇、肘、膝、Vライン、顔にできやすいのが特徴ですが、医療レーザー脱毛はメラニン色素が濃い毛根に反応するため、それよりも濃い部分にレーザーを照射しても一般的には問題なく脱毛可能です。

しかし、色素沈着の程度によっては、レーザーの照射が難しいケースもあるため、事前にクリニックで相談するようにしましょう。

4:医療レーザー脱毛機器の種類

医療レーザー脱毛の効果は、以下の3つのレーザーの種類で差が出ます。

  • ダイオードレーザー
  • アレキサンドライトレーザー
  • ヤグレーザー

これらのレーザーは、照射時の波長の長さが変わってきます。

波長とは、レーザーの熱が反応する長さのことで、根深くしぶとい毛根には波長の長いレーザーを使用する必要があります。

ただし、波長が長いと反対に産毛への効果が低いため、数種類のレーザー機器を使い分けて照射するクリニックを選ぶのがおすすめです。

医療レーザー脱毛機器の種類別の効果の違い

ここからは、医療レーザー脱毛機器が種類によってどのような違いがあるのかを詳しく紹介します。

ダイオードレーザーの効果

ダイオードレーザーは、800~940nmの波長でエネルギーを照射する機器で、脱毛が難しいとされていた細かい毛や産毛にも効果を発揮するのが特徴です。

また、他のレーザーに比べて痛みが弱いことから、皮膚が薄いVIO脱毛に適している脱毛機器です。

少しずつ熱を加えて、毛を生やす組織に命令を出しているバルジ領域を破壊する蓄熱式での照射も可能です。

アレキサンドライトレーザーの効果

アレキサンドライトレーザーは、755nmの波長でエネルギーを照射する機器で、メラニン色素への反応が良いため効率的に脱毛効果を感じられるのが特徴です。

黒い毛、太い毛への効果が高く、後述するヤグレーザーに比べると痛みが弱いことや、ハンドピースが大きく、連続照射を高速で行えるため施術時間が短く済みます。

ヤグレーザーの効果

ヤグレーザーは、1064nmの波長でエネルギーを照射する機器で、毛根が深い毛に効果的とされています。

メラニンへの吸収率が低いため、日焼けや色黒の肌でもレーザーを照射できるという特徴があります。

効果が高い分痛みが強いため、麻酔クリームを塗ってから施術をする必要があります。

また、炎症ややけどのトラブルが起こる可能性も否定できないため、アフターケアがしっかりできるクリニックで施術するようにしましょう。

医療レーザー脱毛とエステ光脱毛では効果・回数が異なる

医療レーザー脱毛は、長期的に毛が生えない状態を維持する永久脱毛の効果があります。

永久脱毛といっても、完全にすべての毛が生えてこなくなるわけではありませんが、毛を作る毛乳頭や、毛を生やす指示を出しているバルジ領域という組織を壊すことができます。

エステ光脱毛は、組織にダメージを与えることはできても破壊はできないため、一時的に毛の成長を抑制するにとどまります。

そのため、医療レーザー脱毛よりもエステ光脱毛のほうが通う回数が多くなる傾向にあります。

1回の脱毛にかかる費用は医療レーザー脱毛のほうが高くなりますが、長期的にかかる費用を考えると、通う頻度が少ない医療レーザー脱毛が安価で済むケースもあります。

効果的な医療レーザー脱毛を受けるためのポイント

ここからは、効果的に医療レーザー脱毛を受けるために気を付けたいポイントを紹介します。

毛質・肌質に合わせてレーザーを使い分ける

前述したように、毛質や肌質によって同じレーザーを使用しても効果が異なります。

そのため、太い毛や細い毛、色素沈着している肌など、状況に合わせてレーザーの種類を使い分けられるように、数種類のレーザーを取り扱っているクリニックを選ぶのがおすすめです。

毛周期に合わせた適切な施術期間で受ける

毛周期のサイクルは成長期、退行期、休止期とお伝えしましたが、医療レーザー脱毛で効果があるのは成長期の毛のみです。

また、成長期の毛は全体の15~20%ほどと考えられていて、成長期に合わせて少しずつ脱毛を進めていく必要があります。

1回の脱毛間隔が短すぎると、成長期に入っている毛の数が少ないことで、脱毛が非効率となることから、毛周期に合わせた施術間隔をあけることが重要です。

以下は、部位ごとの毛周期の目安です。

施術部位 毛周期の目安
1~2ヵ月
2~3ヵ月
VIO 1ヶ月半~2ヵ月
1ヶ月半~2ヵ月

脱毛前後は適切なセルフケアを行う

効率よく医療レーザー脱毛を受けるためには、脱毛後のセルフケアも重要です。

適度にシェーバーで自己処理をすることや、日焼けをしないようにすること、十分に保湿をして肌トラブルに気を付けましょう。

医療レーザー脱毛の効果や回数についてのQ&A

ここからは、医療レーザー脱毛の効果や回数についての気になるQ&Aを紹介します。

Q:医療レーザー脱毛の効果が実感できるのはいつから?

A:効果を実感できるのは3回ほど照射を繰り返した後です。

脱毛効果を実感できるまでは、個人差があることや、部位によって異なります。1回の照射で明らかに毛が減ったと実感される方も多いです。

Q:医療レーザー脱毛の施術間隔が空くと効果がなくなるの?

A:基本的に脱毛した部分がもとに戻ってしまうことはありません。

妊娠中などは脱毛ができないことで、数ヵ月~数年脱毛の間隔があいてしまいますが、これまで脱毛した部位も元に戻ってしまうなどということはありません。

脱毛できない状況になったら、医師に相談してみるようにしましょう。

Q:医療レーザー脱毛で効果が出ないことはある?

A:状況によっては、効果が出ないこともあります。

例えば、脱毛の回数が足りない、毛抜きで毛根ごと処理してしまった、レーザーの出力が甘い、毛周期に合わせた施術になっていないなど、効果が出ない原因はいくつか考えられます。

効果が出ていないと感じたら、クリニックで相談し、脱毛の効果が出ない原因になることをしていないか確認してみると良いでしょう。

Q:医療レーザー脱毛を始めるのにおすすめの時期は?

A:秋ごろに脱毛を始めるのがおすすめです。

脱毛後は、肌が敏感な状態となっていることや、日焼けをしないよう気を付ける必要があることから、紫外線の強い夏が終わり、秋になった頃から脱毛を始めるのがおすすめです。

まとめ

医療レーザー脱毛は、毛が生えてこなくなったと実感できる効果が高いことで知られていますが、効果の感じ方には個人差があります。

また、毛周期や毛質、肌の色、レーザーの種類など、さまざまな観点から効率的に検討することで、脱毛効果をしっかり実感できるでしょう。

ペルルクリニックでは、厚生労働省認可の機器である「メディオスターモノリス(蓄熱式)」と「ライトシェアクアトロ(熱破壊式)」を使い分け、産毛・剛毛それぞれに効果的な照射を行っています。

部位を組み合わせて時間制で料金を設定しているため、無駄なく脱毛効果を感じられます。

さらに、最新予約システムを導入しており、カレンダーから簡単に空き時間をチェックできるため、予約が取りづらいと感じることなくご利用いただけます。

医療脱毛に通いたいと検討中の方は、ぜひお気軽にペルルクリニックまでお問い合わせください。

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